■2002/01/15 (火) 7名が来日しました!

本日、いよいよ6期生7名が来日します。
今年も、私、努くんが学生達の様子をお伝えいたします。
が、今年の努くんは、東京でご一行様のご到着をお待ち申し上げる身。
到着までの数時間は、伝聞でございます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−以下伝聞

ブゥおおぉおおぉぉぉぉ〜〜
例によって排ガスを撒き散らして走る我がハノイ日本語センターのバスに乗って、7名の乙女達が新装なったハノイ・ノイバイ国際空港に向かいました。
と、すると、、、、、、、
な、なんと、ご一行さまのバスを追いかけるオートバイ、もちろんホンダ・ドリームUが一台。

そうです、乙女の一人との別れを惜しむ、男性が一人………

多くは語るまい。
願わくは「7年後に帰ってくるまで、待っててあげてね!」(笑)

冬らしいどんよりとしたハノイを出発したご一行様は、香港経由で憧れ?の日本、成田新国際空港に到着。再びバスに揺られて、東京・八王子にある「大学セミナーハウス」に投宿いたしました。

明日から始まる、涙と笑いの一大ドラマ、「受験日記2002」の始まりです。


■2002/01/16 (水) さっそくやってくれました

 「おしごとおしごと」「オシゴトオシゴト」「お仕事お仕事」……
今日から府中青年の家で授業開始と言うことで、いつもの目覚まし時計の他に、iモードの目覚まし機能も活用。広末涼子の声で起こしてくれます(笑)
 さて行くかと準備していたら、事務局のNさんから電話

  努くん「無事着きましたか?」
  Nさん「いやあもう、早速やってくれて、部屋の鍵なくして大騒ぎだよ。部屋の中にあったんだけど」
  努くん「何ですか?それ」

 この日記は毎年こんなどたばたからスターとします(笑)
学生たちは朝食の後、バスに乗って府中青年の家に移動。府中競馬場のほど近く、郷土館があったりサントリーのビール工場見学もできる閑静な町なのですが、受験前でそれどころでは……。
 約束の10時前に青年の家に着くと、学生たちもちょうど到着したところ。少し休憩してからオリエンテーション。留学中の誓約書の記入など、事務サイドの話があった後に、私から一言。先輩からのメッセージを伝えました。
 
 「どんなことでも日本語でできるようにしておくと後で絶対に役に立つから、なるべくベトナム語を使わないで、日本語でやれるように頑張ってください」
 秋田の看護学校に進学しているマイさんの言葉ですが、皆、神妙に聴いていました。(いつまで効き目があるのかな・笑)

 昼食を食べて、さっそく国語の授業から始まりました。日本語の先生方にも手伝っていただいて、文語文法(古文)の助動詞の識別用の表に「塗り絵」
毎年恒例の行事ですが、これができてないと………

 さあ、今年もスタートです。

■2002/01/17 (木) 早速入学試験……

一昨日日本に到着したばかりなのに、今日は早くも入試です。
神奈川県立平塚看護専門学校。3期生が1名在学しています。
毎年、国語の準備がほとんどできないまま受験する学校、しかも2次試験で作文があります。さてさて、今年の学生の結果はどうでしょうか。

 残留組は漢字テストから。昨日から始めましたが、毎日やらせることにしました。能力検定はマークシートの択一式の試験なので、書くことに慣れていない。入試の漢字は、トメハネまではあまり気にしなくて良いのですが、画数が崩れると×。うちの学生たちにとっては、鬼門の一つです。

 青年の家は、我々の他に使用している団体もなく、静かです。いきなり代々木の喧噪の中にはいるよりは、まずはここで異国の食べ物に慣れるのが、彼女たちにとっては良いのかも知れませんね。


■2002/01/18 (金) 古い昔の日本語

 今日から本格的に古文の知識を含めた都立看護受験の準備。
 H田先生担当の数学・化学、G藤先生担当の英語とも、都立レベルならほぼ完全に仕上がっている様子。国語の得点に全てがかかります。
 都立の国語は30点分が古典がらみ。日本の高校生で、普通に勉強していた子なら十分解けるはずの内容。大学受験に向けて古文を勉強していれば、まず間違えない問題なのですが、うちの子たちにとっては「宇宙語」でしょう(笑)
 「先生、なんで古い時代の日本語を勉強しなければなりませんか?」例年通りの質問にどう答えるか、毎年思案のしどころです。もちろん、理由はあるのですが、、、、
今年から、私、答えを換えました。「試験が終わった瞬間に忘れて良いから。とにかく点がとれるように覚えなさい!」
本当はこんな言い方はしたくないのですが……

 動詞の活用なんて、口語(現代語)と違いますし、助動詞の意味も用法も全然違う。彼女たちにとっては外国語が一つ増えるのと同じなんです。

■2002/01/19 (土) 今年の子はよく食べる。良いことです。

 昨日、午前中の授業が終わった後、路線バス-京王線-小田急線と乗り継いで、代々木のオリンピックセンターに移動して来ました。
 初体験の日本の路線バス、電車移動、これから入試が始まりますので、どんどん慣れていってもらわなければなりません。
 
 国立オリンピック記念青少年センター、通称:オリセン。我々のホームグラウンドです。毎年、ここに来ると気持ちが引き締まります。
 ただ、私的には、遠い……。夜型生活の予備校講師にとって、8:45スタートの授業はキツイ…。

 明日は都立の看護学校入試。古文の勉強も今日まで。とにかく、明日の結果で今春の受験の目途が立ちます。頑張って欲しい。
 午前中は古文の文法を確認して、小説、評論、随筆と一通り問題をこなして、午後は理数、英語にバトンタッチ。夕方から再び国語で、直前チェックを済ませました。最後は現代文古文の融合問題のオリジナル予想問題。一昨年はピッタリ的中していたのに、時間切れで解説できず……。去年は「白州政子さんの『古典の細道』から」(理由はご本人が亡くなったから)と言う出典予想のみ的中。さて今年は…。私の予想は、田辺聖子さんの作品。理由は、先頃旦那さんが亡くなったから……。ちょっと安直ですが。

 この時期毎年恒例なんですが、私の勤務先の予備校の生徒の立場に立つと、「陣内先生行方不明」状態になります。それで、受験の相談とか、小論文の添削などでオリセンまで来てくれる学生が多いのです。今夜も、理学療法士の養成校を目指す、Hさんがやってきました。彼は高校の体育科の教員免許も持っている「先生」です。現在、介護福祉士として病院で働きながら受験を目指しています。夜の授業の前にちょっと挨拶してもらったのですが、
「彼女たちの真剣な眼差しが印象的でした。指導者として’はまる’気持ち、少しわかるような気がしました」との感想を寄せてくれました。

 さて、例年オリセンの食事は彼女たちにとって鬼門です。集団給食形式のレストランは、どうしてもねえ。「日本の食事は甘いです」から始まって、「私はいいです」「食べたくありません」
 ところが今年の乙女たちはよく食べています。よく勉強しているからお腹が空くのでしょうか?もっとも、まだ間食することを覚えてないだけか(笑)
 いずれにせよ、良いことです(笑)

■2002/01/20 (日) 都立看護学校入学試験

 あれは12月中旬のある朝のことでした。私は夢を見ました。

 場所は青梅線河辺駅前。早朝、大雪。寒さに震える二人の乙女の名は、トアとスワントゥイ、、、、、、、河辺と言えば都立青梅看護の最寄り駅。私の職場はすぐ近く。こ、これは「予知夢」
 そう言えば、去年の都立看護前日は大雪……

 この時点で、まだ受験校の割り振りは決まっていなかったんです。が、後日事務局から届いた受験者名簿には二人の名前が確かに記されておりました。やっぱり、予知夢……

 ところが、当日は快晴。まあ、大雪よりはいいかと(笑)
早朝から、講師陣に引率されて、荏原、府中、松沢、青梅の各都立看護学校に出発。各試験会場では、既に留学している先輩たちが激励してくれたようです。私が引率した青梅でも、4期生のトゥさん、5期生のズントゥイさんが待っていてくれました。
 終了後は、この学校を受験した私の勤務する東京予備校の学生たちと一緒に予備校まで移動。模範解答を作成している間、4人のベトナム学生と日本人学生との小さな日越交歓会が繰り広げられました。
 お寿司を初めて口にした二人の感想は、「…………」だそうです(笑)

 ちなみに古文の予想問題は、、、、、、、、
2年連続の「ニアミス」出典は田辺聖子。大当たり〜、、、でもそれだけ。

 夜は、ひとまず休みましょうと言うことで、授業はなし。講師陣は近くの居酒屋で暫しの休息を取りました。 

■2002/01/21 (月) 国語………

朝から昨日の都立看護入試の自己採点から始めました。
ハノイの事前研修終了時点で、都立は確実に合格できるだけの実力の持ち主だけが来日しているので、大丈夫なはずなのですが、今年はちょっと様相が変わっています。
実は、各科目共に、難易度が上がっていたのです。これには様々な要因が考えられますが、その一つとして、我が国の看護婦養成が大きな曲がり角に来ている点が挙げられます。需要数と供給数の均衡により、国家試験の合格率は確実に下がってきています。これに伴って、国家試験の内容は、より「質の向上」を目指しているのですね。そのためもあって、入学の段階で、より質の高い学生をとろうと……
もちろん理由はそれだけではないのですが、そんなわけで、各教科とも相当難しくなって来ました。
 それでもうちの乙女たちは、英語、数学、化学と3教科で満点を取った学生もおり、例年以上の好成績を修めてくれました。国語以外は……
 古文との融合問題ですが、もう、基本的な古文の学習をしないと無理ですね……。

 1次試験が終わると、2次試験の準備が始まります。今日は午前中、昨年11月に放映されたNHKのドキュメンタリー番組を全員で見ました。これはベトナムの無医村で活躍する女性のドキュメンタリーで、医師、看護婦、助産婦、保健婦と一人で何役もこなしている方の姿を紹介したものです。実を言えば、うちの学生たちに、将来求められている姿なのですね。真剣に見入っていました。
 その後、私と理数のH田先生が面接官となり、一人一人本番を想定した面接の練習をしました。

■2002/02/02 (土) ベトナムのお茶

 ここまで基礎的な設問対策の演習ばかりやってきましたが、ちょっと趣向を換えて、ベトナムに関連する話題の文章の教材を読んでみました。
 本田勝一さんの『ベトナムのお茶』。ベトナムで一般家庭に行くと、日本と同じようにお茶が出される。それが、べらぼうに濃い。なぜだろうか?ハノイのあるエリートに聴いたら「ケチと思われないように、濃くして出すんだ。」小さな杯に濃いお茶を入れる。飲み干す前にお湯をつぎ足す。そうすれば何杯も楽しめる……。そ、そうか、日本で客の立場でご飯を御馳走になるとき、遠慮じゃないのに、もう食べられないのに大盛りでご飯をだされる。あれと同じ感覚なんだ、ベトナムのお茶は……と言う話。
 これ読ませると、大変なんですよ。うるさいうるさい!「ベトナム人はケチじゃありません」「これは書いた日本人は嘘をついています」
 あのねえ、どこにもそんなこと書いてないでしょ!実はこれ、思いこみで解答したら絶対ダメだという戒めで、毎年やらせている問題なのです。ほ〜ら見なさい!とんちんかんな答えばっかり。
 最後にはみんなシュンとしていました。(笑)
ちゃんと読んで、言語的事実から解答を作る。君たちの感想を聞いてるんじゃないんだ〜ね!

■2002/02/03 (日) 怒りたくはないけどさ……の巻

 乙女たちの来日から3週間が経ちました。そろそろ、受験した学校の結果が出だす時期になってきました。
 この時期は、「だれる」時期。毎年のことです。
 到着直後の緊張感が少しずつ薄れ、授業中の態度もちょっとづつ変化してきます。足を組んでみたり、肩肘ついてみたり。殊更に怒ってもしょうがないのだけど、こっちもそろそろ疲れてきていますしね。
 日曜日ということで、基本的に一日「国語デー」ですが、午前中の後ろ半分、ちちょっと気合いを入れ直そうと、話をしました。5期生までの先輩たちを見ていると、どうしても早く受かった子より、最後の最後まで粘った子の方が、進学してから「頑張っている」ように思います。もちろん、みんな頑張っているのですが、、、、いろいろとね(笑)
 4期の時は人数が多かったこともあって、大激戦。奇跡の大逆転合格なんてのもあって、最後の最後までハラハラドキドキ。そんな話をしながら、先輩たちの「苦労」を感じ取ってもらえれば……と思います。
 合格すりゃいいってもんでもないのよ!今年の学生は語彙力不足。入ってから困るぞ!とハッパをかけたのでした。

■2002/02/04 (月) 朗報

 ようやくすっきりした天気になり、オリセンには金木犀の香りが漂い始めました。毎年、この香りが漂いだすと春の気配。でも、乙女たちの「春」はまだ・まだ・まだ
 朝から連日の漢字テスト。来日直後は常用漢字の範囲内なのに……だったのが、だいぶ書けるようになり、字もしっかりしてきました。日本能力試験はすべて択一のマーク試験ですから、書くことにどうしても慣れていないのです。とは言え、入試で書取は必須ですから、やはり日本語教育の段階から「書くこと」に取り組まなければなりません。もちろん、やってはいるのですが、入試を基準にして考えると、ちと甘い。学生たちも、日本に来て、受験してみて、初めてわかったという次第。ようやく積極的に取り組むようになってきました(遅すぎる)
 昼休みに食事をしていたら、4期生のティホアさんからメールが届きました。「今日は私の学校の1次試験の合格発表です。受験した二人の受験番号を教えてください」 
 そ、そうか、、、、結果は、二人とも1次試験突破!よしよし。明日は早速2次試験の面接です。

■2002/02/05 (火) 都立看護専門学校全員合格

 今日からオリセンが休館日。毎月一回、三日ほど休館になる日があり、その度に「お引越し」状態の移動です。今回は、飯田橋駅近くの国際ユースホステル。
 朝食の後、大きな荷物は倉庫に預かってもらって、勉強に必要な道具と着替えなどを持って電車で移動します。
 更に、今日は都立の発表。ちょうど参宮橋の駅から電車に乗ったところで、事務局から連絡が入りました。
 初の、全員正規合格!補欠でもなく、全員が正規合格したのは6期目にして初めての快挙です。
 これでとりあえず、全員の進学先が確保できました。しかしこれで終わりではありません。この後、今年の最大目標の千葉県立衛生短期大学の受験などが残っています。なるべく、各校一人ずつ入学できるように、分散させていきます。
 早速今日も、一人の学生が広島県立広島看護専門学校を受験するために新幹線に乗って広島に向かいました。

 飯田橋では教室の関係で授業が出来ません。8日の朝まで、各自自習です。とにかく、今年は国語が弱い。8日の午後から、国語と小論文の特訓が再開されます。

■2002/02/11 (月) 明日はテト

○明日はテト(旧正月)
   
 ベトナムでは明日がお正月です。おめでとうございます(笑)
 受験中の乙女たち、実は大変だったんですよ。
前号で都立看護に全員合格したことはお伝えしたのですが、と言うことは、例年のペースより早い。そう、、、、、全てのことが早く始まるのです。
 ふふふ、、、そう、「ホームシック!!!」
例年ですと、3月に入って、オリセン合宿が終了、先輩たちのアパートや病院の寮などで自分たちの生活が始まってから「始まる」のですが、今年は都立に合格して安心したのか「早い!」
 合格→ホッとする→テトも近い→家族を思い出す……
 あ〜あ、早いよ!!!(笑)
まあ、そんなこともあって、昨日は授業を一日休みにして、「テト休暇」にしました。
 昼前にオリセンを出発して、明治神宮で合格祈願、、、あ、、今日は建国記念日…と言うわけで、人混みに驚いた乙女たち。結婚式の列に歓声をあげたり、大騒ぎでおみくじを引いたり。これも恒例になった絵馬の奉納ですが、自分たちで書かせたら、、、、「みんな合格して幸せになりますように」「早く日本人の友達ができて、寂しくなくなりますように」「早く日本語が上達しますように」といった言葉に続いて、「早くボーイフレンドができますように」(笑)
 その後、渋谷まで歩いて東急東横店の地下のベトナム料理店でフォー(ベトナムのうどん)を食べました。どうもここのフォーは本場の味らしい。みんな、美味しそうに食べていました。(ってことは、味の素がたっぷり入っているのね;笑)厨房に入っている方もベトナム人の様子。久しぶりに思いっきり、ベトナム語を話していました。(笑)
 帰り道、NHKのスタジオパーク(放送センター)に寄りました。ドラマの撮影風景などを見学できるのですが、不思議な光景が一つ。
 歴代の大河ドラマや朝の連続テレビ小説の紹介パネルが展示されているのですが、今年はとうとう、「おしん」(もう、我々も懐かしいですが)の前で歓声があがらなかった……。例年大騒ぎになるのですが、今年はとうとう、「先生、子供の頃に見たことがあります」と一人の学生が言って来ただけでした。
  夜は夜で、「年が明ける」まで大騒ぎしておりました(笑)まあ、テトだから…。

■2002/02/12 (火) お、お〜と言う合格とA川先生来訪

 一夜明けて、元旦。ですが、今日は朝から授業です。朝一の授業中、事務局から電話連絡が入りました。

 ☆「横浜市医師会立保土ヶ谷看護専門学校」1名正規合格!

 過去数年間、補欠繰り上げが最高成績だった学校です。ついに、正規合格者が出ました、、、、。

 午後からは、昨夜から激励に来てくれていた、A川先生に英語の講義をお願いしました。彼は、3期、4期と2年続けてハノイに英語の講師として赴任した先生です。現在は某市で地方公務員として「介護保険制度」に関わっています。そこで、外国人向けの介護保険の英文パンフレットを題材に、英語の授業。ハノイネタも織り交ぜて、楽しそうに講義が進んでおりました。

 そんなわけで、オリセンでの授業もあと一週間。ラストスパートに入りました。明日は、介護保険をテーマに、小論文をやるつもり(笑)

◆今日の乙女たちの「一言」

トア「先生、私の心のチョコレートを欲しいですか?」
努くん「え?バレンタインチョコ?」
トア「バレンタインって、何ですか?」
努くん「……、、、何でくれるの?」
トア「ギリのチョコレートです。」
努くん「だから、バレンタインの義理チョコでしょ?」
トア「いいえ、ギリのチョコレートです」
努くん「…………」
トア「先生、チョー嬉しいですか?」
努くん「………(誰だよ、超〜なんて教えたの!)」

ちなみに、最近の日本語検定1級用のテキストには「ってゆうかぁ〜」が入っているそうだ………

■2002/02/13 (水) 体調……

 みんな元気です。
 テトの前は半べそかいていたのに、急に元気になりました(笑)
 かわって、私がおかしい。なんだかんだ言っても疲れております。
オリセンと青梅線の福生にある本務校との往復は、ちときつい。ちょっと何年か前までならば、きっと平気だったのに。
 
 今日は、毎朝恒例の漢字テストの後、学生達の「先生、少し休んで下さい」の声に甘えて、小論文に変更。ポイントを話しただけで、自習に切替、部屋で休ませてもらいました。
 
 今年の学生は「先生、今日は休ませて下さい」を言いません。不思議。
丈夫なのか、それとも私を恐れているのか(笑)

 今週末は、合格発表ラッシュです。楽しみ。

■2002/02/17 (日) お別れパーティー

 落ち着いて勉強できる日も今日で最後になりました。明日からは、受験の終わった学生たちの移動が始まります。

 午前中、短い時間ですが埼玉の県立高校の英語教諭である青木先生が遊びに来てくれました。彼は私(努くん)の大学時代の先輩でもあり、一昨年のクリスマスにハノイにいらっしゃったときにハノイの教室も訪問してくれたことがあります。
 今日は、明々後日の千葉県立衛生短大の対策も兼ねて、少し難しめの長文読解、下線部和訳の講義をお願いしました。学生たちは、先生の発音の良さに驚いていたようです。

 夕方遅くまで全教科の授業を行い、英、数、化は全員そろっての最終講義となりました。

 夜は、明日から移動が始まりますので、お別れ会と言うことで、H田先生の奥様が差し入れを持って来てくださり、初体験のお赤飯をいただき、またマフラーをプレゼントしていただいて大喜びしていました。

 講師陣も、一応解散式と言うことで、近くの居酒屋へ。思い出話と共に、今後のプログラムの発展に向けて、良い会だったと思います。

■2002/02/18 (月) 最終講義と合格発表。そして、別れの情景(1)

 今日の午前中で、全員揃っての授業は終了です。
 毎年恒例で、最後は国語。日本語のY先生、英語のG先生、理数のH先生も出席してくださって、総まとめの授業を行いました。途中、横浜の新しく支援してくださる病院から、面接の連絡が入り、1名横浜に行かせるというハプニングもありましたが、最後は看護に関すること、彼女たちの次の目標となる「戴帽式」について書かれた文章を読みました。
 一ヶ月に渡る受験を通して、必ずしも「看護志望」だったわけではなかった(彼女たちの大半は、ハノイやハイフォン等の医科大学受験を失敗した経験を持っています)彼女達ですが、ようやく「日本の看護」に眼を向け、自分の生きる道を模索し始めている様子がわかります。本当はハノイにいるうちから考え、自分の考えを持って来日して欲しいというのが私の思いではありますが、まだ18歳、19歳の乙女たちですから、この受験をきっかけに、考えていってくれればと思います。
 授業終了後、埼玉の川口市立看護専門学校に通っている先輩から、受験した2名、合格の報が入りました。
 そして、昼食後に、受験が終了した2名が、千葉にある支援病院の寮に移動しました。ここで入学までの約一ヶ月、自炊生活をしながら病院を見学したり、日本での留学生活に向けての準備に入ります。
 明日、明後日は受験で、オリセンに残るのは2名のみ。少しずつ、寂しくなっていきます。

■2002/02/19 (火) 最後の入試

 今日は早朝から3名が入試に出かけ、オリセンには2名しか残っていません。
しかも1名は昨日横浜の病院に面接に行ったトゥイさん。もう入試は終了と言うことで、明日の千葉県立衛生短大対策に絞って、最後の授業です。
が、、、、、、ちょっと厳しい。どうしても国語の長文が苦手です。
午後からは数学。もう、とにかく、持っている力を出し切ってきて欲しい。
夜、もう一度国語の、口語文法の特訓をやって、おしまい。
これで、全ての授業が終了しました。

■2002/02/21 (木) 東京タワー

今日の入試で全て終了。2次試験(面接)を受けに行っている2名を除いて、3名がオリセンに残っています。
せっかくの暇な時間なので……今日は東京タワーに行ってきました。
例年だとこの時期はまだ受験の真っ最中。都内見物どころではないのですが、今年は一応全員の合格が決まっていますので。
「蝋人形館」と言うのがあって、歴史上の偉人たちの人形が展示されています。が、彼女たちはあまり興味を示さず、通過(笑)どうやらホーチミンさんの人形もあったらしいのですが……。
昼食はお好み焼きでも食べさせてみようかな、と思っていたのですが、「先生、ハンバーガーが食べたいです!」どうやら、オリセンの近くのマクドナルドで味を占めたらしい。
「そんなも、いつでも……」と思うのは、日本人の悪い癖ですかね。

■2002/02/22 (金) 別れの情景(2)

昨日の受験で、全ての受験が終了しました。7名の学生たちはオリセンを離れて、支援して下さっている2箇所の病院の寮へ移動します。
今朝は、先日先に移動した2名の病院へ、1名が移動。
車に乗る時には、さすがに淋しくなったのでしょう、全員で抱き合って別れを惜しんでいました。2000年9月から始まった6期生たちの共同生活、いよいよ一人一人、それぞれの生活が始まります。
残るは4名。いよいよ淋しくなってきました。

■2002/02/23 (土) オリセン終了

1月16日に来日して以来、府中青年の家、飯田橋国際YH、そして代々木オリン
ピックセンターで続いていた、六期生の受験指導が、本日で終了しましす。今年は都立看護専門学校に全員合格するなど、例年よりも速いペースでの受験終了となりました。全ての学校の学校発表が出そろうのは3月に入ってからになりますが、とりあえず、全員の日本への留学が決まりました。

昨日の夜、講師の部屋には私と事務局のN氏の2名のみ。他の先生方は、それぞれ御実家に戻られました。
我々は、オリセン最終日好例の「残ったお酒、飲み干し大会」(笑)学生たちは荷物をまとめるのに大騒ぎ。遅くまで声が聞こえていました。

応援していただいた皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
特に、オリセンで英語の授業をしてくださった風来坊様、激励に来てくださった皆様、ありがとうございました。

朝9時、N氏運転のワゴン車で、学生4名千葉の病院へ出発。最後は笑顔で、握手して別れました。

6期生(2002年)入試合格速報
2002.3.20現在

都立荏原看護専門学校(1名入学)
都立松沢看護専門学校(2名入学)
千葉県立鶴舞看護専門学校(1名入学)
川口市立看護専門学校(1名入学)
君津中央病院付属看護専門学校(1名入学)
横浜市医師会立保土ヶ谷看護専門学校(1名入学)
都立青梅看護専門学校
都立府中看護専門学校
さいたま市立高等看護学院

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2002年受験日記